2020年11月28日土曜日

造形展示「きいて、きいて、ぼくらのおしゃべり」

秋の深まりを感じる季節の中、こどもたち1人1人の造形表現を見ていただく機会を作りました。今年は、コロナ禍で人数制限での観覧となりましたが、造形作品を通じて「こどもたちのつぶやき」「こどもたちのおしゃべり」を見て、感じて、鑑賞いただくことができました。


<年少児>『紙制作』と『共同制作』

年少組は、はさみとのりを使っていろいろなものを作りました。






ちとせPIZZA!運動会ごっこにやって来てくれた「ピザの海」さんは、ピザが大好物。みんなで特別美味しいピザを作ったね♪その余韻も冷めやまず、、、えのぐ、のりやはさみを使って、1人1人の特製ピザを作りました。




おさんぽポシェット♪秋のお散歩先には自然がいっぱい!たくさんのどんぐりを見つけて、どんぐりにえのぐを付けて紙の上を転がすと、素敵な模様が!!

できた紙を牛乳パックに貼り付けて・・・オリジナルおさんぽポシェットのできあがり~♪



あつ~い夏には欠かせないアイスクリーム。どんな味のアイスが好きかな~???
バニラに、抹茶に、ストロベリー、、、1人1人が好きな味のアイスを重ねて作りました。
おいしそうなアイスクリーム屋さんです♪









今年のおいもほりは大収穫!!一生懸命掘って、収穫したおいもほりの体験をみんなで共同制作にしました。大きな紙にローラーや筆を使って塗りながら、畑やお空も表現しました。
3クラス3様のおいも畑が完成です!!



<年中児>『箱制作』を取り入れた『共同制作』

年中組は、「ぐりとぐら」の世界で遊びました。運動会の競技にも取り入れた「ぐりとぐら」のお話。運動会ごっこが終わっても「ぐりとぐら」の世界を楽しみ、はさみやのりを使って紙制作をしたり、箱で動物を作ったりして造形を楽しみました♪






「ぐりとぐら」「ぐりとぐらとすみれちゃん」をテーマに箱を使って、物語に出てくる動物を作りました。うさぎ、フラミンゴ、ヘビ、ライオン・・・大きくダイナミックに作ることができました♪



共同制作の壁面も近くで見ると絵本からその場面が飛び出てきそうなぐらいの迫力でした。




2学期のはじめに、和紙を使った染め紙あそびをしました。
和紙をじゃばら折りにして絵の具につけると、じゅわ~っと色がつきます。その要領で、コーヒーフィルターを使い、あさがおを作りました♪
暑い夏の中では、ひんやり涼しい風が届いてきそうな・・・そんな風情ある制作になりました。




<年長児>『紙ねんど』と『紙』を取り入れた『共同制作』

年長組は、2学期に園外保育で「奥須磨公園」に出かけました。秋の深まりの中、過ごしやすい季節の中で、心も身体もいっぱい動かして遊んだ「奥須磨公園」でのひと時は、とっても楽しい思い出となりました。そんな楽しい思い出をそれぞれが粘土や紙を使って制作しました。






大きな奥須磨公園をマップを見ながら、みんなでグルッと回りました。
共同制作で作ったものは、「芝生広場」だけど、どの場所も魅力いっぱい。こどもたちの溢れる笑顔が物語っていました♪





おいもほりの体験画。土は色画用紙の揉み込み。さつまいもはえのぐとコンテを使って、大きなお芋やゴツゴツした様子や土だらけだった様子を表現し、おいもを掘るわたしは、密ろうクレヨンで掘った時の気持ちを絵に表しました。




日ごろ表現してきたものの中から、こどもたち自身が一番気に入っているものを選んで見てもらいました。




観察画「あおむし」「ちょう」。クラスで大切に育てていたあおむしがさなぎになって、きれいなちょうになりました。あおむしや孵化したちょうを描きました。




手作りおもちゃ「コリント」。奥須磨公園でひろった大きなツルツルのどんぐりを使って、自分だけのおもちゃを作ろうと「コリント」作りにチャレンジしました。
作る作業だけでなく、どんな道にするか?年長児ならではの頭も使った制作です♪




今年度は、例年とは違う1年を過ごしていますが、こどもたちにとってはその中にあってもこの大切な時期に大切なものを吸収し、見たこと、聞いたこと、考えたこと、感じたことなどをありのまま表現して欲しいと願っています。

様々な表現の方法はありますが、造形活動も「上手に描けている」、「きれいに描けている」、「うまくできている」・・・ではなく、自分の思いがどれだけ造形を通じて表れているか?、表現できているか?そんな思いで、こどもたちの豊かで壮大な発想を引き出せるような関わりをこれからも大切にしていきたいと思います。









2020年10月3日土曜日

パンジー・フリージアみんなあつまれ!!

 今年度は、例年のような運動会を実施することはできませんでしたが、
年長児のみ「パンジー・フリージアあつまれ!!」と題して、運動あそびを保護者の皆様にみていただくことができました。

秋晴れの中、年長児59名!全員出席で臨むことができました。




◆ファンファーレ「やってみよう」
大好きな曲「やってみよう」に合わせて、大・中・小の太鼓、そしてシンバルで始まりのファンファーレです♪



準備はOKかな???




指揮者の先生をしっかり見ています!!





最後は、バチを高く掲げて「やってみよう!!」ピシッと最後が決まりました。




「小さな世界♪」の曲に合わせて、退場です!!




◆年長児入場


白い帽子のフリージア組の入場です!




紫色の帽子はパンジー組です!!今回は2クラスだけだったけど、年長らしく立派に歩けていましたよ!!





グランドに両クラスが整列完了です!!




◆はじまりの会


園長先生のお話です。空はとっても青く、素晴らしい天気ですね♪





「今日の1日が年長児のみんなにとって素晴らしい1日となりますように。安全にケガ無く終えることができますように・・・」神様にお祈りを捧げます。






◆走るのだいすき
パンジー組vsフリージア組のリレー競争です。幼稚園の園庭よりもーーっと大きいグランドのトラックを1周走ります。
何度も何度も対決してきました!!勝ったり、負けたり、嬉しかったり、悔しかったり、走る度に作戦を考え、順番もいろいろ試してやってきました。
子どもたちが主体的になって決めたチームと順番です。
「みんな速い!誰1人遅い子なんていない!」速さで優劣をつけるのではなく、いかに自分の持っている力を100%出すことができるか?そこが勝敗の大きなポイントです。
走っている時だけでなく、おともだちが走っている時もチームのそしてクラスの一員として必死に応援する姿も年長児ならではの光景でした♪




前にお友だちがいる時は必死に追いかけます。





Aチームのアンカーへバトンパス!今まで14人もバトンをつないできたのに、差はまったくなくほぼ同時です♪見ているお友だちや保護者のみなさんも大興奮!




さすが、アンカー!速い!速い!




Aチームはちょっとの差でパンジー組が勝ちました~♪





Bチームも15人のお友だちがバトンをつないでいきます。




大きなトラックなのに誰1人諦めたり、走らない子はいませんでした。かっこいい!!




Bチームも接戦です。子どもたちの持っている力は改めてすごい!と感じました。





Bチームもゴール!!Bチームはフリージア組が勝ちました♪
今日のリレー対決は、1vs1で引き分け。みんな頑張ったね。この決着はまたいつかやりましょう~!!






◆パラバルーン「11ぴきのねことへんなねこ」
みんな大好きな「11ぴきのねことへんなねこ」のお話をパラバルーンで表現しました。

11ぴきのねこが魚釣りをしていると、水玉模様のへんなねこがあらわれました。
ねこたちは、気になって、気になって後をつけますが・・・。
なんと水玉模様のねこは、宇宙から来たネコだったのです!!
さて、11ぴきのねことへんなねこ・・・いったいどうなるんでしょうか?




お腹がペコペコな11ぴきののらねこたちは、のらねこ大将を先頭に駆け出します!!
「ニャー!!」とパラバルーンに集まってきました♪



のらねこたちは、大好きな魚を捕るべく、魚釣りをします!!
「大漁だぁ!!」たくさん釣れた魚を食べて、おなかいっぱいになったねこたち。。。
そして、夜になるとたくさんの星の中に大きな船が現れ、下に下に降りてきました。




翌朝、見たことのない水玉模様のネコがいました。「へ~んなねこ!」
でもそんな水玉ねこが、うす汚れた船に木の葉っぱをペタペタ貼っているのに興味津々。
いつしか、すっかり仲良くなりました。





のらねこたちが持っていた大きな鍋の蓋を欲しがる水玉ねこ。
たくさんの魚と引き換えに手に入れた鍋の蓋は、壊れた船のドアにピッタリ!!
「これで宇宙に帰れる~」「えっ宇宙!?」
のらねこたちは、水玉ねこが宇宙からきたことを知り、お別れに悲しむのです。




お別れしたくないのらねこたちは考えます。。。
「そうだ!水玉くんの船に乗り込んで、一緒に宇宙に行こう!!」




船の中はしーんと静まりかえっています。
「水玉くんと一緒に遊んで楽しかったな」
「離ればなれになったら友だちじゃないのかな?」
「水玉くん、宇宙に帰ったら、僕たちのこと忘れてしまうのかな・・・?」





そんな時!船の外では、星がきらめき始めました!!
「わぁ、花火だ!水玉くんがあげている!」のらねこたちは船から全員飛び出してきました。





空に向けてピカピカ~キラキラ~。まるでもう水玉くんの宇宙に行ったみたい。。。
ハッと気がついたら、水玉くんを乗せた船はフワリと浮かんでいました。
「みんなのこと忘れないよ。ずーっとともだち。ありがとう!」




「水玉くん、水玉くん、ず~っとともだちだよ。」







59人の年長児は、パラバルーンを通して、お話を表現してくれました。
1人ではどうにもできないパラバルーンもクラスのみんなで息を合わせると、膨らんだり、丸くなったり、テントのようになったり・・・色々な姿を見せてくれます。

見た目が違っても心が通じ合えばみ~んなともだち!!11ぴきのねこと水玉ねこのように、これから大きくなって離ればなれになっても、ずーっとともだちでいて欲しいなと願っています♪